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2013年3月15日 (金)

Izu Trail journey 参戦記

IZU TRAIL Journeyは今年始まったトレイルランのレースで
当初発表は70キロだったのですが、結局75キロとなりました。
西伊豆の松崎町から修善寺までの伊豆の自然の中を走ります。

レースはUTMBやUTMFの運営ノウハウをそっくり持ち込んだ形式で、装備なども
ほとんど同じ。わたしは、昨年11月のつくばマラソンで脱水による全身痙攣を
やらかして以来、あまり走ることができなかったので今回は「完走」を目標に
参加しました。
 4時起床、テーピングやらおにぎりやら身支度と食事をせわしなく終えて
シャトルバスで会場へ。夜明け前の松崎新港は通過中の低気圧のせいで不気味に
ぬるい西風が吹きすさんでいます。スタート前のアナウンスでは稜線上の風速は
20メートルを越えるので体感では0度以下になるだろうということでした。

松崎新港→桜田→(桜田古道再生トレイル)→宝蔵院(8.5km 1:10:50)

かつては林業や炭焼きの作業道として使われていたものの最近まで廃道となって
いた道で、マウンテンバイクの愛好家たちが少しづつずつ再生している場所です。
ここを7キロほど走ると最初のエイドである宝蔵院。空海(弘法大師)が密教の霊
場として開いた古刹です。その後寂れていたが文亀年間(1501~04)に再興。
今ではふたたび無住寺となっているそう。苔生した石仏を横目に500MLのPETを
受け取り、250MLのスポーツドリンクをあおって先を急ぎます。今回はつくばの
失敗に懲りて大量の塩分タブレットと飴ちゃんを腰のポケットに入れています。
実はこれにはこの年齢になるとちょっとしたノウハウが必要。あらかじめ個包装
のギザに4カ所ハサミを入れておき、凍えた指でも、走り続けると浮いてきてし
まう歯茎でも食いちぎれるようにしておくのです。これを怠ると補給が面倒にな
りついサボってしまいます。
 所々でボタリボタリと大粒の雨が樹冠を通して落ち始め、地面は滑りやすく
かわります。この後は晴れたり、雨が落ちてきたりを繰り返し。大会運営の注意
を無視して防寒着をウインドブレーカー程度にしたことを後悔するもあとの祭り。

宝蔵院→出合→八瀬峠(12.1km)→(長九郎林道)→諸坪峠→(荻ノ入林道)→
旧天城峠(二本杉峠)

松崎町が整備をすすめている富貴野山21世紀の森を進む。足下はシングルトラッ
クどころかステップ分しかないような細さ。ペースを上げる周囲のランナーと共
に木の根っこに気をつけながら素早い坪足で。気をつけないと踏み外せば20位
は簡単に落っこちる。追い越し禁止区間では場所によっては奥多摩より悪い。
 泥濘と落ち葉の中を走り続けると八瀬峠(12.1km)からは緩やかな登りと下り
を繰り返す林道の17キロ。ここでは、普段から心がけている体重を前に落とし
てすり足で膝に負担をかけず、心拍を上げないでスピードに乗る走法を心がける。
 おなかの調子がおかしくなりトイレに行きたくなるが次の黄金橋のエイドでは
トイレが大渋滞。しかたなくハイドレにスポーツドリンクを1.5L補給してもら
いさらに一杯飲み干して一口桜餅をごちそうになる。普段なら死にたくなるほど
不味い取り合わせ。でも不思議とあまり気にならない。ここからは逆に林道は
登る一方。普段なら駆け上る坂だが、すでに筋肉にその力がない。このあと
後半戦の40キロが持つのだろうかと心配になる。元気な若者を見送りつつ
じっと耐えながらできるだけの速歩でのぼる。樹冠は強い風で激しく揺さぶられ
林道は時折濃いガスに隠される。そうかと思うと晴れ間では日焼け止めをもって
来なかったことを悔いるほどの強い日差しでいっそう干上がる。

 長いレースの時は周囲のランナーがいつの間にか顔見知りになってくる。追い
つ追われつ。声をかけて写真を撮ってもらったりしながら無理せず完走を言い聞
かせる。しかし、それにしても絶望的に長い。結果から見ると、この区間では
スプリットが324位から323位に上がっていたが順位は357から362に。
あれほど言い聞かせたのに、無理しちゃったんだですねぇ。

旧天城峠→猫越岳→仁科峠→魂の山→船原峠→伽藍山→達磨山→戸田峠→
修善寺温泉:独鈷公園

いよいよ伊豆スカイラインと併走する区間。吹きさらしの稜線はもはや暴風状態。
熊笹の間の防火帯がトレイルとなっているなかをはるか先まで見通すことができ
る。風は次第に強さをまし、猫越岳ではスタート直後に脱いで以来、しまいっ
ぱなしのウインドブレーカーを着込むことにする。仁科峠(42.2km地点)では
ラップは6:05:50。残りは30キロちょっと。ここまで登りはキロ18~20分。
下りは6~8分。はじめて日没前のゴールを意識し出す。水を1L補給し、休憩
せずにそのまま歩きながら持ってきたGELを補給。風はもはや暴風の域で、帽子
もサングラスも飛ばされそうになる。さっきまでは邪魔にしていた真冬用のミト
ンが頼もしい。それでも手先は凍り付く。風早峠、宇久須峠、魂の山は遠くに
海が見える眺めのよいトレイル。登り下りは急で木段が付いていることが多く、
むしろ足を取られる。魂の山から土肥峠、南無妙峠のあたりはいったん杉林に
入り伊豆スカイラインのロードにでると、舗装路を2キロ。もはや走る気力は
無く、ようやくたどり着いた土肥峠の駐車場では用意されていた椅子についへた
りこんでしまった。はじめて足をとめての休憩。タイムは8:22:39。
10分近く休んでしまい、ここからやっと気力を取り戻して達磨山への登りに
取り付くと休みすぎで筋肉が強ばってしまいうまくさばけない。狙ったステップ
に落とせずふらつく始末。次々にランナーが抜いていくのを呆然と眺める。
ミニーの仮装の女子に抜かれ呆然としながら進むと達磨の直下に。ここでやっと
筋肉のコンディションが戻りスピードを再び上げる。風は相変わらず強く、歩い
ていると気がつかないが、下りでは走るため身体が流されてトレイルから外れて
しまう。寒いのは寒いが、渇きの方もかなり。ハイドレに補給したスポーツドリ
ンクが苦く感じる。
 達磨の先、戸田峠をこえると大きな登りは無く、11キロの下り。実を言うと
ここで順位を上げられると思っていた。ハセツネでもいつも最後の金比羅尾根は
1時間以上キロ6でおしていくことができる。下りは得意だ。しかしそんなに
甘くなかった。金冠山から虹の郷へあと8キロ、下りは下りだが金比羅ほどは傾
斜がなく、下り基調のロードが長い。虹の郷からはロードとトレイルがミックス
されたルートを通って下る。北又川を渡って東に進むと、べったりのロードで
いくつもの集団に追い越される。おもうようにペースにのれないまま独鈷の湯
公園でフィニッシュ。結果は10:48:02 351位。あと18分は縮めたかった。

 レース後は無料の温泉が提供されていたが、あまりに体力をロストしたのか
シバリングを起こしたので歩かず並ばずに入れる近くのホテルの日帰り有料の
温泉に飛び込みました。

 景色と言い、沿線の食べ物と言い、文句なしの最高クラス。来年も挑戦したい
と思います。

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